時計台と並ぶ札幌のシンボル
北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)
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北海道を代表する観光スポットとして、多くの観光客が訪れるのが、北海道庁旧本庁舎です。赤レンガ造りのレトロな庁舎であるため、地元では「赤レンガ庁舎」や「赤レンガ」の愛称でも親しまれています。
明治21年に建造された、アメリカ・ネオバロック様式の建物は、その端正な出で立ちから瞬く間に北海道のシンボル的存在となりました。
建物は幅61メートル、高さは33メートルと、現在の10階建てビルに相当します。建設当時、国内有数の巨大建造物だったそうですが、高層ビルなどほとんどない時代だったため、広大な土地に巨大な建物が立つ光景に、通りがかりの人も思わず歓声をあげていたそうです。
庁舎の建物内に入れば、ひずみを持ったガラスや化粧枠に収まる二重扉など、寒さが厳しい北海道ならではの機能美が見て取れます。こうした歴史的にも価値の高い建物であることから、国の重要文化財にも指定されています。
現在の旧本庁舎は、歴代長官や知事が執務した部屋などを記念室として公開しています。さらに北海道立文書館として、歴史展示の役目も担っています。北海道開拓時代の資料が展示されており、北海道の歴史に触れることができます。
夜なれば、庁舎全体がライトアップされ、ロマンチックな演出が施されるのも赤レンガの魅力です。暗闇に浮かび上がる、幻想的な庁舎の姿は、訪れた観光客の目を引きつけています。
■ 基本情報
名称:北海道庁旧本庁舎
住所:北海道札幌市中央区北3条西6丁目
最寄駅・IC:JR函館本線 札幌駅
観光時間:8時45分~17時30分
料金:無料
定休日:年末年始のみ
駐車場:周辺の駐車場を利用(有料)
■ 詳細
設計者:平井晴二郎
建築面積:1,654,4 m²
竣工:1888年
文化財指定:史跡、重要文化財
※詳しい情報はホームページでご確認ください。