ラベンダーと共に歩んできた半世紀
ファーム富田
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ファーム富田では、15ヘクタールの広大な土地で、ラベンダーが栽培されています。農園としての起源は、1953年までさかのぼります。当時、富良野を訪れた富田忠雄氏が、一面に広がるラベンダー畑に感動し、その栽培を開始したのが始まりです。
香りの元を抽出するために栽培されていた当時のラベンダーは、安い香料が輸入されるとたちまち苦境に陥ります。しかし、1976年、たまたま旧国鉄のカレンダーでラベンダー畑が紹介されると、美しい花畑を一望できる観光地として知られるようになりました。
ファーム富田はその後、ラベンダー畑を増設し、現在のような日本最大級の規模となっていきます。またこの農園では、見る楽しみとしてのラベンダーだけでなく、品質のよいラベンダーの精油を製造していることでも有名です。
平成2年にフランスで開催された「ラベンダー芳香フェア」の品評会では、ファーム富田のオリジナル精油「おかむらさき」が1位を獲得したこともあります。この農園で作られた精油は、香りが特に重厚で、全国に多くのファンを持っています。
そうした、日本を代表するラベンダー精油の工程を見学できるのが、「蒸留の舎(いえ)」です。日本で唯一、ラベンダーから精油を抽出する工場でもあります。無数のラベンダーから、琥珀色のラベンダー精油が抽出される全国でも珍しい光景を見ることができます。
■ 基本情報
名称:ファーム富田
住所:北海道空知郡中富良野町基線北15号
最寄駅・IC:JR富良野線 ラベンダー畑駅
見頃:毎年7月上旬~下旬(天候により前後)
観光時間: 8時30分~17時00分
料金:無料
定休日:なし
駐車場:敷地内の駐車場を利用
■ 詳細情報
開園:1958年頃
栽培規模:約15ヘクタール(ラベンダー)
※東京ドーム5個分に相当
※詳しい情報はホームページでご確認ください。