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朱色を讃える「東北一の美塔」
最勝院五重塔
青森県弘前市
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弘前ねぷたで知られる弘前市の中心部には数多くの寺院が立ち並びます。中でも長勝寺と並び、弘前市を代表する寺院となるのが最勝院です。
1532年、津軽藩主だった津軽信政が戦で亡くなった敵味方の兵を供養のため、お堂を建立したのが始まりとされています。
江戸時代に入ると藩の祈願所としての役割も担い、津軽藩の寺社を統括した時代もありました。
そんなお寺の境内でひときわ目を引くのが、朱色を讃える五重塔です。1667年に完成した日本最北端の塔は、釘を使用しない古来の建築方式で建てられています。
高さ31メートル、バランスのとれた姿は「東北一の美塔」とも評されます。
暖かな春を迎え、周囲に植えられた枝垂れ桜が満開になると、五重塔とマッチして優雅な風景を見るために多くの見物客が訪れています。