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高館と雄大な北上川
高館(義経堂)
岩手県平泉町
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鎌倉幕府を開いた源頼朝。その弟である義経の最期の地として知られているのが、義経堂です。
義経堂はもともと奥州藤原氏の館でした。内乱によって兄・頼朝に追われた義経が藤原秀衡を頼り、身を寄せた場所でもあります。
しかし、たび重なる頼朝の要求に屈した藤原氏に襲撃され、義経はこの場所で自害しています。
その後、江戸時代に入り、お堂と義経の木造が作られたため「義経堂」と呼ばれるようになりました。
兄に追われ、身を寄せる人に裏切られた…。そんな悲話にちなみ、あの松尾芭蕉も有名な一句を読んでいます。
「夏草や つわものどもが 夢の跡」
この一句を詠んだのも、まさにこの場所です。
義経堂が建てられているのは、高館(たかだち)と呼ばれる小高い丘の上になります。
高館からは悠々と流れる北上川の姿を見下ろすことができ、東山などを眼下に見る平泉随一の美しい光景を望むことができます。