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東北の耶馬溪として知られる名勝
猊鼻渓
岩手県一関市
閲覧数:17回
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砂鉄川沿いに、2キロにわたって続く東北の耶馬溪として名高い渓谷が、猊鼻渓(げいびけい)です。
渓谷には高さ50メートルを超える石灰岩の絶壁が連続しており、見る人を圧倒しています。また紅葉の時期には水面に赤や黄色の葉が映り、風情ある情景が広がります。
猊鼻渓という名前ですが、峡谷の出口にある鍾乳石が由来となっています。この鍾乳石の形が獅子の鼻に似ていることから、猊鼻渓と名付けられたそうです。
岩手県で最初に国の名勝に指定され、いまでは日本百景にも数えられている場所ですが、明治以前は「絶対の秘境」として地元住民でさえ知らない人が多かったといわれています。
江戸時代、藩の役人が景勝地を定期調査する文化があり、村人はそのたびに多大な接待を強いられていたそうです。そうした負担を減らそうと風土記などに渓谷の場所を残さなかったと言われています。
明治以降、こうした美しい渓谷が馴染みあるものになったのは、この地を観光資源として開拓した地元有志の尽力があったからです。
知名度を高めるべく近代では多くの文化人も招き、名勝としての価値を認められるようになりました。
■ 基本情報
名称:猊鼻渓
住所:手県一関市東山町長坂字町375
最寄駅:ドラゴンレール げいび渓駅(徒歩で5分)
営業時間:8:30〜15:00(目安)
料金:(下記の通り)
定休日:なし(原則)
駐車場:周辺の駐車場を利用
■ 舟下り料金
大人 :1800円
小学生:900円
幼児 :200円(3歳以上)
※毎年12月から2月末までは、こたつ舟運航期間となります。詳しい情報はホームページでご確認ください。