美しい三陸海岸線を縦に繋ぐ鉄道
三陸鉄道
岩手県宮古市
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険しい三陸海岸線を縦に繋ぐ鉄道。三鉄(さんてつ)の名前でも親しまれているのが、三陸鉄道です。
太平洋に沿って長い鉄道を築く…という計画が持ち上がったのは、明治時代のことになります。明治29年に起きた三陸地震の際、陸の孤島といわれるほど険しい地形が、復興の妨げになり、鉄道建設の構想が持ち上がりました。
しかし、実際に三陸鉄道が全線開通したのは、昭和59年のことになります。
その20年前には、すでに部分開通を始めていましたが、国鉄の財政悪化により、建設が凍結されたためです。その後、第三セクターとして三陸鉄道が誕生し、北リアス線、南リアス線が開業します。
これにより地元住民の悲願であった三陸縦貫鉄道が、全線開通となりました。
海沿いを走り抜ける列車は、抜群の景観美で、映画やドラマでもたびたび使用されました。大ヒットを記録したNHKドラマ「あまちゃん」でも、この鉄道を大きく取り上げています。
2011年3月。東日本大震災の津波によって、壊滅的な被害を受けた三陸鉄道は、地震発生からわずか5日で、部分的な運行再開を果たします。当時、復興を案じ、悲しみにくれていた被災者へ大きな勇気を与えました。
その後、政府と岩手県が連携し、急ピッチで復旧を進めた結果、2014年4月には、全線再開に至っています。
■ 基本情報
名称:三陸鉄道
住所:岩手県 太平洋沿岸部
最寄駅・IC:三陸鉄道 各駅
利用目安時間:6:00(始発)〜20:00(終電)
料金:利用区間・距離によって異なる
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用
■ 鉄道概要
設立:1981年11月10日
路線距離:北リアス線 71km
南リアス線 36km
※詳しい情報はホームページでご確認ください。