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湖畔にたたずむ金色の像
たつこ像
秋田県仙北市
閲覧数:37回
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田沢湖の西部、湖畔にたたずむ金色の像が「たつこ像」です。瑠璃色の湖とのコントラストが美しく、田沢湖屈指の観光スポットとして知られています。
この像には古くから「辰子姫伝説」という悲しい逸話が伝えられています。
その昔、この地方に美しい娘、辰子がいました。稀にみる美貌を持つ娘でしたが、年ごろになり自分の美しさを永遠にとどめておきたいと願うようになります。
そこで辰子は大蔵観音(おおくらかんのん)に百夜の願(ひゃくやのがん)をかけようと、毎晩欠かさず通い始めました。
そして100日目を迎えた夜、観音様に教えられた泉で辰子は大きな龍になってしまいます。その衝撃で山も崩れ、日本一深いとされる田沢湖ができたと言われています。
辰子自身もまた龍の姿で田沢湖の湖底深くに沈み込み、二度と出てくることはなかったそうです。
田沢湖の湖畔ではこの金色の「たつこ像」以外にも、御座石神社(ござのいしじんじゃ)の辰子姫像や郷土資料館の隣にある辰子観音像などが見られます。