秋田県と山形県。2つの県に広がる美しい海浜公園が、三崎公園（みさきこうえん）です。

「三崎」という名称は、この敷地に「観音崎」「大師崎」「不動崎」の３つの岬が存在することから付けられました。

広い園内では黒ずんだ岩場や断崖をたびたび見かけますが、これは鳥海山が噴火した際、流れ出した溶岩が波によって浸食されて出来ています。

三崎公園周辺の海域は古くから東北屈指の海の難所と言われていました。

その苦難ゆえ、旅人や舟を襲う巨人が住んでいる…という伝説も伝わっています。逸話が重なった三崎は、やがて「有耶無耶の関」と呼ばれるようにもなりました。

そんな三崎公園ですが、海岸線にはこの地を代表する白亜の灯台「羽後三埼灯台」が立っています。

昭和35年に初点灯した灯台で、難所の多い海から船を守る存在として活躍しています。高さは10.5メートル、展望台からは日本海を一望できる風光明媚な場所として親しまれています。

■ 基本情報
名称：三崎公園（秋田県）
住所：秋田県にかほ市象潟町小砂川字三崎
最寄駅：JR小砂川駅（車で5分）
営業時間：なし（散策自由）
料金：無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用

■ 施設情報
・アスレチック
・展望台
・散策路
※詳しい情報はホームページでご確認ください。