松島湾に点在する大小260の島々のことを「松島」と呼びます。京都府の天橋立、広島県の宮島と並ぶ日本三景の一つです。

松島の島々は三陸で見られる「リアス式海岸」が海に沈み、その山頂が島として残ったものと考えられています。

そのため、これらの島は大きな地震が起こるたびに少しずつ地盤沈下しており、長期的には消えゆく運命にあるそうです。

「松島」という名称は、湾内に存在する多くの島に松が自生していたことから名付けられたといわれています。

高台から見える風光明媚な260の島々にも、実は全て名前が付けられています。眺めてみて心が惹かれる島があれば、名前を調べてみるのもよいでしょう。

島々が浮かぶ松島湾は水深が平均して10mほどしかなく、外部から船での侵入しにくい湾として知られています。江戸時代、伊達政宗の采配によって港が大きく発展したことから、軍港として機能していたともいわれています。

日本屈指の景観と謳われる松島。その姿を展望台から眺めるのもいいのですが、実際に歩いてまわるのもおすすめです。

中には朱色の橋が架けられた島もあり、海、橋、松原の絶妙で美しいコントラストを間近に味わえます。

■ 基本情報
名称：松島
住所：宮城県宮城郡松島町松島
最寄駅：JR仙石線 松島海岸駅
営業時間：9:30〜17:00
料金：（下記の通り）
定休日：なし（原則）
駐車場：周辺の駐車場を利用（有料）

■ 参考情報「松島遊覧船」
営業　　：通年運行
料金　　：大人 1,500円
　　小人 700円
時間　　：9:00〜16:00
所用時間：約1時間

※他のコースもあり。
※詳しい情報はホームページでご確認ください。